石原詢子 最新ヒット全曲集2010

石原詢子 石原詢子 最新ヒット全曲集2010歌詞
1.風よ吹け

作詞:仁井谷俊也
作曲:弦哲也

夢という名の 女の人生(みち)に
ありはしないわ 近道は
風よ吹け 雨よ降れ
耐えて待ったら 晴れ間ものぞく
夜が明ければ 明日(あす)も来る

好(す)いた惚れたは 儘(まま)にはならぬ
男ごころは 天(あま)の邪鬼(じゃく)
風よ吹け 花よ散れ
たとえ枯れても おんなの恋は
いつか二度咲き 三度咲き

渡る世間の しょっぱさ苦(にが)さ
今は苦労の ど真ん中
風よ吹け 雪よ降れ
寒い冬でも 情けのぬくみ
借りて希望(のぞみ)の 春を待つ


2.みれん酒

作詞:里村龍一
作曲:水森英夫

お酒にすがる 悲しさを
きっとあなたは 知らないでしょう
夢の数だけ 涙も枯れた
駄目になるとは 知らないで
みんなあげたわ あなたには
想い出が泣いている 幸せみれん酒

あなたの側(そば)で 尽くしたい
それが私の 生きがいでした
信じられない 別れたなんて
こんな気持ちじゃ もう二度と
他(ほか)の男(ひと)など 愛せない
霧雨も泣いている 幸せみれん酒

夜更けの町は 人も無く
帰る家路は 淋しく辛い
今もあなたが 命の私
悪いところは 直すから
どうか私を 捨てないで
恋しさが泣いている 幸せみれん酒


3.寿 契り酒


4.きずな酒

作詞:里村龍一
作曲:叶弦大

夢のようです あなたと二人
さしで飲むのは 久しぶり
愚痴を畳に こぼしたら
苦労ぐらしの 甲斐がない
窓の下には すみだ川
惚れて注ぎ合う きずな酒

風の哭く音 淋しい夜も
側にあなたが いればいい
呼べば五秒で とんでくる
愛がうれしい 一ツ屋根
涙ふき合う そのたびに
情け深まる きずな酒

忘れかけてた おんなの夢を
いつか咲かせて くれたひと
ふたり寄りそう 肩越しに
夢がふるよな 星あかり
何もなくても 倖せよ
惚れて注ぎ合う きずな酒


5.明日坂

作詞:里村龍一
作曲:叶弦大

愛の荷車 ふたりで引いて
夢の架け橋 越えてゆく
今日は二人の 目出たい門出
飲んで一節 添えましょか
唄も祝いの 宝船

順風満帆 船出をしても
やがて嵐の 海に出る
辛い時こそ 三三九度の
固い契りを おもいだせ
夢も番(つがい)の 夫婦雛

知らぬ同士で 生れてきても
赤い縁しの 鶴と亀
照る日曇る日 人生山河
ふたり揃って 花になれ
風も寿(ことほ)ぐ 明日坂


6.あなたと生きる

作詞:麻こよみ
作曲:水森英夫

逢うも別れも 人の縁
まして男と 女なら
夢だけ追ってる 人だけど
なぜだかあなたを ほっとけないの
わかって欲しい 私の気持 これからも
一途に惚れて あなたと生きる

遅い帰りの いい訳も
嘘と知りつつ だまされる
淋しさくれる 人だけど
やっぱりあなたを ほっとけないの
信じて欲しい 私の気持 好きだから
一途に迷わず あなたと生きる

風邪をひくなと 声かける
今の優しさ あればいい
本当(ほんと)は弱い 人だから
なおさらあなたを ほっとけないの
わかって欲しい 私の気持 離れずに
一途に咲いて あなたと生きる


7.手鏡

作詞:たきのえいじ
作曲:山口ひろし

捨てないで 捨てないで
あきらめきれない あなた捨てないで
この恋なくせば 私に
何が 残ります
おんな手鏡 夢蛍
窓の向こうは 闇の中

抱きしめて 抱きしめて
ちぎれるくらいに あなた抱きしめて
あなたに馴染んだ この肌
誰に渡せます
ひとり手鏡 紅ひけば
未練宿して 胸がなく

行かないで 行かないで
私を残して あなた行かないで
焦がれる思いは 日増しに
燃えて募ります
おんな手鏡 寒すぎて
問わず語りで 夜が更ける


8.ふたり傘

作詞:里村龍一
作曲:叶弦大

傘に寄りそう 温もりが
雨の夜道に 灯をともす
倖せになるんだよ 風が言う
側にあなたが いればいい
雨がうれしい うれしい ふたり傘

何もなかった 出逢いでも
今は命を かけるひと
このひとで良かったわ 私には
指をからめて ついてゆく
雨に咲いてる 咲いてる ふたり傘

雨に桜が 散るような
寒い世間の しぐれ道
なあおまえ ねえあなた 呼びかける
明日の夢さえ 遠いけど
雨がうれしい うれしい ふたり傘


9.三日月情話

作詞:岡田冨美子
作曲:川口真

あれは真夏の三日月の夜
抱かれりゃきっとしあわせ来ると
命まとめてあなたにあげた
あの日二人は純情だった
どんなに名前叫んでも
満ち潮引いて行くばかり
情け知らずの海鳴りが
泣けと枕を揺らすから
逢いたいよ 逢いたいよ
カモメになって迎えに来てよ

窓をあけると未練が光る
沖行く船があなたに見える
命かけても心は変わる
だから哀しい男と女
忘れるために憎んでも
恋しさ増して行くばかり
濡れた素肌が乾かない
生きているから乾かない
逢いたいよ 逢いたいよ
最後の夜がもいちど欲しい

あの日と同じ三日月を
夜空に捜し続けます
たとえ別れが運命でも
ずっとあなたが好きだから
逢いたいよ 逢いたいよ
カモメになって迎えに来てよ


10.ふたり川

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

身を切る冷たさ 世間のつらさ
耐えて流れる ふたり川
隠し事など しないと決めて
こころひとつに どこまでも
いい日が来るでしょ いつの日か
うしろ向かずに 生きて行く 生きて行く

無理などするなと 叱ってくれる
あなたの優しさ あたたかさ
通うぬくもり あなたの肩に
そっと隠れて 甘え泣き
いい日が来るでしょ いつの日か
この手離さず ついて行く ついて行く

涙を集めた この世の川を
渡って行きます ふたり川
人が羨(うらや)む 幸せよりも
そばにあなたが いればいい
いい日が来るでしょ いつの日か
明日を信じて 生きて行く 生きて行く


11.桟橋

作詞:たきのえいじ
作曲:四方章人

風にもつれて 海猫鳴けば
なぜか心は 冬になる
恋しさ六分に 憎さが三分
あとの一分で また待ちわびる
あなた私を 包んでよ
今日も桟橋 波ばかり

逢いに来ないで 夢ならいいの
覚めりゃ涙の 種になる
爪先立てても みえない明日
あなた答えて 身の振り方を
船に罪など ないけれど
ひとり桟橋 立ち尽くす

船が行く度 又戻る度
波が未練の 文字になる
あなたといたなら 短いはずの
夜の長さに 心が痛む
汽笛ばかりが 鳴りやまず
日暮れ桟橋 雨まじり


12.雨の居酒屋

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

お酒並べて あなたの分も
飲んではみても
涙ばかりがなついてしまう
切ないですね
あなた今夜は どうしてますか
外は雨
つらい つらい 春と言うのに寒すぎる
雨の居酒屋は

いつか あの人教えてくれた
なじみのお店
あとをひくのは 思いでばかり
淋しいですね
せめて あなたの笑顔を添えて
重ねたい
ふたり ふたり 熱いお酒を盃に
雨の居酒屋で

せめて あなたの笑顔を添えて
重ねたい
ふたり ふたり 熱いお酒を盃に
雨の居酒屋で


13.なごり雨

作詞:たきのえいじ
作曲:徳久広司

雨のしずくは 切れるけど
払い切れない 涙つぶ
焦(こ)がれても 焦がれても
いつも悲しい 役まわり
傘も持たずに 立ち尽くす
あなた愛しい なごり雨

寒さしのぎの お酒より
今も恋しい 腕枕
逢いたさに 逢いたさに
指の先まで やせていく
せめてこの胸 温めて
あなたも一度 なごり雨

季節はずれに 風鈴の
音が心に 沁(し)みてくる
忍んでも 忍んでも
何故(なぜ)に届かぬ この思い
うしろ姿の しあわせが
今日も泣かせる なごり雨


14.おんなの涙

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

髪をとかせば あなたの匂い
こぼれて切ない 雨の夜
ほろり ほろほろ 涙がほろり
ばかな女と 言われても
あなた今でも やっぱりあきらめきれないの
お願いもう一度 帰ってよ

他の誰より おまえがいいと
私を抱くたび 言った人
ゆらり ゆらゆら ため息ゆらり
憎い嘘さえ 恋しくて
私ひとりじゃ やっぱり夜明けが淋しいの
お願いもう一度 帰ってよ

風の音にも きき耳たてて
あなたの足音 待つ私
ほろり ほろほろ 涙がほろり
夢の続きを みさせてよ
あなた今でも やっぱり心のささえなの
お願いもう一度 帰ってよ


15.淡墨桜

作詞:下地亜記子
作曲:徳久広司

下へ下へと 根を伸ばし
雨風 嵐に 耐えて立つ
優しく清く しなやかな
母によく似た その姿
あの故郷の 山里で
凛と咲いてる 淡墨桜

夢は枯れない 散らさない
待つほど大きく 育てます
哀しい時も ほほえみを
胸に咲かせて 生きてゆく
無口な母の 面影が
花に重なる 淡墨桜

泣いた分だけ 倖せが
必ず来るよと 母の声
根雪は溶けて 川になる
蕾開いて 夜は明ける
私の春も きっと来る
咲けよ匂えよ 淡墨桜


16.月のエレジー